【足るを知る】その上で「足す」かどうか決めてみる【老子】

今回のテーマは、るを知る」

 

当メディアで提唱している「シンクロニスト」としての生き方とも、大きく関わってくる考え方です。

「シンクロニスト」に関しては、こちらで詳しく解説しています。

 

本記事では、
「シンクロニスト」
「シンプリスト」
「ミニマリスト」
の比較もしつつ、「足るを知る」についてお伝えします。

 

「足るを知る」=
「自分」のサイズ感を知ること

「足るを知る」とは。意味&読み方

まずは、「足るを知る」の言葉の意味を説明します。
読み方は「たるをしる」です。

 

解釈は、人によって違うこともあるのですが、
「自分が持っているもので満足することを知る」
という意味です。

 

「足るを知る」「自分」のサイズ感を知ること

といってもいいかもしれません。

 

 

「足るを知る」の語源/由来

「足るを知る」は、古代中国の哲学者老子の思想と関連があります。老子が著したとされる道徳経どうとくきょうの一節に「知足者富、強行者有志」(足ることを知る者は富み、強めて行う者は志あり)と記されています。この知足者富ちそくしゃふの部分が現代語に翻訳され、「足るを知る」ということわざとして広まりました。

 

 

 

「足るを知る」は難しい?嫌い?
私なりの解釈

たまに、
「貧しくても我慢しろ!」
「身をわきまえて、大人しくしてろ!」
といったネガティブな解釈をする人も見かけますが、私は違うと思います。

 

「欲が、暴走しないようにしようね♪」
「今あるものに満足して、感謝しよう♪」
的な感じだと、私は思います。

 

では、「自分」サイズ感を知るにはどうするか。簡単です。削ぎ落すのです。

 

「自分」「自分の身の周り」を含めて、
目に見えるもの/見えないもの全てを、削ぎ落していくのです。

 

最小限に削ぎ落したところで、
ようやく、「本来の自分」の姿が浮き彫りになってきます。

 

「本来の自分」《シンクロ》することで、
運が良いシンクロニシティをつくる人になれます。それが「シンクロニスト」です。

 

 

「足るを知る」。
その上で「足す」かどうか

「私は足していきたい!盛りたい!」
「もっともっと上を目指したい!」

という方もいらっしゃるでしょうし、私はOKだと思います。

 

ただし、
「足る」を知った上で「足す」のと、
「足る」を知らずに「足す」のでは、
大きな『差』があります。

 

現代は、飽食の時代、情報過多の時代と言われており、ある意味「足す」を煽られている状況です。

 

日々、過剰な広告であふれ返っていて、
不要な思い込みや価値観を、ベタベタと付けられているかもしれません。

 

イメージで言うと、この状態です↓

顔面にパイがべチャっと付いている状態です。
自分自身で付けていることもあるでしょうし、
メディアやインフルエンサーによって付けられているかもしれません。

 

例えばですが、顔面にパイが付いた状態で、化粧をするでしょうか?
まずは、落とすのが最優先では無いでしょうか?

 

化粧の好みは、

  • すっぴん(=足さない)
  • ナチュラルメイク(=少し足す)
  • 濃い目のメイク(=かなり足す)

など色々ありますが、いずれにせよ、
「すっぴん」に戻してから化粧をしますよね?

 

「足る」を知らずに「足す」というのは、
顔面にパイが付いた状態で、化粧をするのと同じです。足せば足すほど、わけが分からなくなります。

 

そして…なんとかしようとして、もっと足そうとするのです。

 

ですので、一旦は不要なものを削ぎ落し、
「足るを知る」「すっぴんを知る」べきだと、私は思います。

 

 

ミニマリスト&シンプリスト。
削ぎ落す際に有効

「ミニマリスト」「シンプリスト」に関しては、
削ぎ落す際に有効な手段なので、私は採用しています。

 

「ミニマリスト」「シンプリスト」になるかならないかは別として、やってみる価値はあります。

 

「シンクロニスト」「ミニマリスト」「シンプリスト」を一度ここで整理しておきますと…

 

 

 

 

「足る」の基準は人それぞれなので、他人と比べることはできません。

 

「自分」にとって不要なものを取り除き、
「自分」にとってのシンプルを追究する。
そうすることで、「本来の自分」が見えてきます。

 

参考になりましたら嬉しいです♪

 

 

この記事の制作陣

記事を執筆した人
東條茜音
当メディアのオーナー。
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