実写ドラマ版「岸辺露伴は動かない」の感想レビュー&学べること

【Favorite】特集ということで、
私が好きな実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」について取り上げたいと思います。

目次

「岸辺露伴は動かない」の
概要&基本情報

まずは、初めての方のために、軽く概要&基本情報を載せておきますね。

「岸辺露伴は動かない」は、漫画家・荒木飛呂彦氏による短編シリーズ。
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」に登場するキャラクター・岸辺露伴を中心にしたスピンオフ作品です。

短編漫画として発表された後に、そのいくつかのエピソードはOVA化。
2020年12月末と2021年12月末には、実写ドラマ化されました。
※上の動画は、実写ドラマの映像です。

今回の記事では、実写ドラマの方をメインに取り上げたいと思います。その理由としましては、

  • 「ジョジョの奇妙な冒険」を知らない人でも楽しめる
  • 漫画原作の実写版としては、近年稀に見る傑作
  • 高橋一生さんを始めとする俳優さん達の演技が素晴らしい

という点が挙げられます。

中でも私が好きなお話
『D・N・A』

実写ドラマ版「岸辺露伴は動かない」は、どの話も面白いのですが、私は特に、第3話『D・N・A』がお気に入りです。原作+実写版ならではのオリジナル要素が加わった作品です。

ネタバレをしない程度に説明しておきますと…

  • 生まれつき目の色が左右違う
  • 言葉も「逆さま」にしか話せない
  • カラフルな布でできたテントに籠る

という特徴を持った、不思議な少女「真央ちゃん」が登場するお話です。

そんな「真央ちゃん」の周りで、やたらと不可解な「事故」が起きます。
「娘が災いを呼んでいるんじゃないだろうか」と母親が心配して岸辺露伴に相談。
その謎を探っていくという展開になっています。

その中でも、私が印象に残っているのは、岸辺露伴と母親のやり取りです。

「このままじゃ真央の人生はダメになってしまいます」と言う母親に対して、
「布に籠るのも、逆さまに言葉を発するのもこの子の個性だ。事故とはなんの関係も無い。」
と説明をする岸辺露伴。

それに納得できない母親が、
「でも、普通の子はこんな事はしない」
と主張するのに対して、
「普通って何だ?」と言い放つ岸辺露伴。

「多様性」「個性」に対する、岸辺露伴のある種の「優しさ」が垣間見れる場面でもあり、
作者である荒木飛呂彦氏の世界観を現わしているところでもあると思います。

私はこの場面を見て、
「これでいいんだ!ありのままでいいんだ」
と、生きる勇気を与えられた気がしました。

『D・N・A』の結末や、不可解な「事故」の謎については、本編を見て楽しんでいただければと思います。真相は、あなたの目で確かめてみてください。

ちょっぴり不思議でホラーでもあり、
心温まるハートウォーミングな作品にも仕上がっています。

岸辺露伴に学ぶ、仕事術&考え方

ここからは、岸辺露伴に少し焦点を当てて、
仕事術&考え方について、一緒に学んでみようのコーナー。

岸辺露伴は、とてもクセの強いキャラクターです。純粋に「良い人」というわけでは無いですし、マネできないところもあるのですが、見習える部分も多々あると思います。

そんな中で、ポイントを3つ挙げてみました。

①頭脳労働=肉体労働。
ストイックに鍛えている

岸辺露伴といえば、漫画家でありながら「アスリート並に鍛えている」ことで有名です。
※これに関しては、第4話『ザ・ラン』でたっぷり見ることができます。

一見、クリエイティブに頭脳を使うことと、身体を鍛えることは結びつかないかもしれません。
でも、私も実際に頭脳を使う仕事をしてみると、身体を鍛える重要性が分かってきた気がします。

結局、頭脳も肉体の一部だからです。つながっているし、シンクロしているのです。

なので、私も岸辺露伴を見習って、定期的に身体を動かして、メンテナンスしています。

②嫌な事は絶対にしない。
好きな事には全てを賭ける。

岸辺露伴の名台詞の一つに、「だが断る」というものがあるのですが、
彼は自分が納得できないものに対しては、しっかりとNOを突き付ける勇気と強さを持っています。

その一方で、

  • 『おもしろいマンガ』というものは『リアリティ』
  • 『リアリティ』こそが作品に生命を吹き込むエネルギー

という情熱を持っていて、そのためであれば、あっさりと自分の資産を手放すこともします。

「自分のエネルギーの注ぎどころを見極める」という点は、見習うポイントではないかと思います。

③効率的で無駄が無い
自分に合う「環境づくり」

岸辺露伴が登場した、
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」の連載は、1992年~1995年。

今でこそ「リモートワーク」「テレワーク」が当たり前ですし、
都会を離れて仕事をすることも珍しくはなくなっていますが、
遥か前から一貫して、無駄のない環境を構築し、仕事をこなしていたのが、岸辺露伴です。

編集者とはリモート(当時はファックス)でやり取りをし、
自然豊かな「杜王町」(仙台がモデル)に移り住んで仕事をしていました。

世間の「常識」「普通」に囚われず、
自分に合う「環境づくり」をするという点は、見習うポイントではないかと思います。

まとめ。その他、
実写版がオススメな理由

実写ドラマ版「岸辺露伴は動かない」、いかがでしたでしょうか。

「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくる専門用語「スタンド」を、実写版では「能力」「ギフト」という言葉に置き換えることで、知らない方/初めての方にも受け入れやすくなっています。

「ジョジョ」独特の、奇妙なエッセンスを抽出しつつ、ごく自然に実写化できているという稀に見る傑作。
「ジョジョ」のファンからも、比較的高い評価をされています。

「どこで見れるの?」という方のために、最後にご案内しておきます。
実写版「岸辺露伴は動かない」は、NHKオンデマンドで配信されていますが、
個人的には「U-NEXT」で見るのがオススメです。



31日間の無料お試し期間中に視聴できますし、
大元の「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメシリーズも見放題です。
実写版から入って、アニメも見るという流れが一気にできます。

「ジョジョの奇妙な冒険は聞いたことあるけど知らないんだよね」
「ジョジョの絵に、少し抵抗があって…まだ見たことなくて」
という方は…

  1. 実写版をキッカケに楽しむ
  2. 慣れたら、大元の「ジョジョの奇妙な冒険」もチェック
  3. 「ジョジョの奇妙な冒険」全シリーズにも手を付ける

という流れで、
徐々にハマッていったらいいんじゃあないかッ!
と、私は考えております。

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この記事を書いた人

20代の頃にフリーランスの「ゴーストライター」として独立。これまで数多くの執筆代行/コンテンツ制作代行等を手掛けてきた。近年は、和の『叡智』に感銘を受け、シンクロニスト/東洋哲学伝承師として活動している。≫詳細プロフィールはコチラ

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