「情報」を血肉化するための5段階。「認識」⇒「知識」へ。

前回に続きSynchronic Studyシンクロニック・スタディの第4話。
今回は、「情報」を血肉化するための5段階をお伝えします。

血肉化(ちにくか・けつにくか)とは、
摂取したものを栄養として吸収し、自分の血や肉とすること。

※読み方は自由ですが、当サイトでは、血肉化ちにくかで統一します。

全体像を図で表すと、以下になります。

今回は、5段階の内の
「認識」⇒「知識」をメインにお伝えしていきますね。

目次

5段階の全容。
「コーヒーのドリップ」の例え

「コーヒーのドリップ」の様子に例えますと、以下の図になります。

  • 「認識」:見聞きする
  • 「知識」:知っている
  • 「行動」:やってみる
  • 「習慣」:続けてみる
  • 「智慧」:出来ている

この5段階です。

今回解説するのは、

  • 「認識」:見聞きする
  • 「知識」:知っている

の部分ですね。

バラバラのコーヒー豆を、
コーヒーミルで砕いて、まとめている段階です。

「情報」に置き換えると、
バラバラのものを、砕いて(分かりやすくして)、まとめる(体系立てる)。
それが、「認識」「知識」の段階です。

ネット上で細切れになっている「情報」は、
どちらかというと、バラバラのコーヒー豆状態であることが多いです。
「認識」:見聞きする段階です。

一方で書籍(電子書籍も含む)の場合は、
砕かれて、まとめられた状態が多いです。
「知識」にしやすい段階と言えます。

砕き方や、まとめ方によって、
「知識」にしやすいかどうかや、クオリティが変わってきます。

砕き方が荒い(=分かりにくい)こともあれば、
まとまった粉の中に、不純物/添加物(=偏見や広告)が入ることもあります。

【別の例え】
程良く「調理」されたものか

「コーヒーのドリップ」の例えがしっくりこない場合は、以下の「食べ物」でイメージしていただくと良いかもしれません。

1.バラバラに泳いでいる「魚」
「認識」

2.程良く裁かれた「魚」
「知識」
※新鮮な「魚料理」のイメージ。

裁き方や、調理方法によって、
「知識」にしやすいかどうかや、クオリティが変わってきます。

裁き方が悪い(=分かりにくい)こともあれば、
加工されすぎて、不純物/添加物(=偏見や広告)が入ることもあります。

分かりやすい(食べやすい)からといって、良いものとは限りません。偏(かたよ)った考え(添加物)が付け加えられていることもあります。※添加物だらけの「魚肉製品」のイメージ。

質(栄養)を損ねない程度に、
分かりやすい(食べやすい)ものが理想ですね。

得た「知識」を、
さらに「定着」させる方法

得た「知識」を、さらに「定着」させる方法があります。

それは…誰かに「教える」です。
とてもシンプルですが、非常に効果があります。

できれば、そのまま横流しするのではなく、「自分の言葉」で説明すると効果的です。

横流しとは、
「書籍の内容をそのまま朗読するだけ」
といったことです。これだとあまり意味がありません。

「自分の言葉」で整理して伝えることに意味があります。そうすることで、脳細胞が活性化します。

また、相手に分かりやすく伝えるためには、
自分自身が「腑に落ちている」必要があります。

「教える」という行為によって、
「腑に落ちているかどうか」を確認できるわけですね。

実際の事例として、
学習塾に通わず、家庭教師にも習わずに、
学年で1位の成績になった女の子の話があります。

その女の子がやっていたことは、たった一つ。
【お母さんに、一日の授業内容を詳しく教える】
だったそうです。

「今日、こんなことを習ってきたんだよ!」
と、お母さんに教えているうちに、
どんどん「知識」「定着」していったわけです。

是非、「教える」を通して、「知識」をより深めていきましょう!

 「知っている」ことを
繰り返し学ぶのも効果的

多くの人は、飽きっぽい性質があるので、
一回学んだだけで満足して、「知っている」と勘違いしてしまうケースがほとんど。

「知識」をしっかりとカラダの奥底まで吸収させている「賢い人達」は、
例外なく、繰り返し同じことを学んでいます。

人間の脳の性質上、
【その時に重要だと思ったこと】
だけが頭に入るようにできています。

例えば、1冊の本を熟読したとしても、
全ての内容を「消化」できません。

ですから、タイミングを変えて学ぶと、新たな発見があるのです。

「知っている」ことを繰り返し学ぶことで・・・

  • 数カ月前に読んだ時は、氣が付かなかったけど、新たな発見があった!
  • こんな凄い内容だったっけ?あの時は分からなかった。今やっと腑に落ちた!

ということがあったりします。

Synchronic Studyシンクロニック・スタディの内容も、
すでに色々学習されている方にとっては、「知っている」ことも多いかもしれません。

その時は・・・
「繰り返し学習し、深める機会だ!ラッキー♪」
と思って、有意義な学習時間にしていただければ幸いです。

以上が、Synchronic Studyシンクロニック・スタディの第4話。
楽しんでいただけたでしょうか。

最後までお読みいただき、有難うございます。
参考になりましたら幸いです。

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この記事を書いた人

20代の頃にフリーランスの「ゴーストライター」として独立。これまで数多くの執筆代行/コンテンツ制作代行等を手掛けてきた。近年は、和の『叡智』に感銘を受け、シンクロニスト/ミニマル複業家として活動している。≫詳細プロフィールはコチラ

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