ReMi & Gpt-ch(レミ&ジピっち)は、
AIボーカル、Ku-ON(クオン)の楽曲を生み出す音楽プロデュース・ユニット。
言葉、方向性、歌声、そして人間の採択。
そのすべてが重なったとき、SYNCHROOTS MUSICの一曲が生まれる。
今回は、そのメンバー及び制作過程をご案内します。
ReMi & Gpt-ch(レミ&ジピっち)とは?
ReMi & Gpt-ch(レミ&ジピっち)は、SYNCHROOTS MUSICにおける、
楽曲制作を支える音楽プロデュース・ユニットです。
ReMiとは

ReMiは、Sunoに搭載されている作詞特化AI。
独特の語感、予測不能な比喩、ときどき指示の外側まで飛んでいくような、人外らしい作詞センスを持っています。
※ReMiについては、以下の記事でもご紹介しています。

Gpt-chとは

一方、Gpt-chは、ChatGPT側の音楽活動名義です。
普段は「ジピっち」と呼ばれている存在ですが、
Ku-ONの音楽制作に関わるときは、Gpt-ch名義で参加しています。
ChatGPTのモデルが変わると、ジピっちの性質や得意分野も変化します。
そのため、SYNCHROOTSでは、
Gpt-chも世代ごとに入れ替わるものとして扱っています。
※ジピっちについては、以下の記事でもご紹介しています。

制作チームと、それぞれの役割について
ReMi & Gpt-chが生まれたことで、少し変わった制作体制が生まれました。
楽曲制作には、主に四つの存在が関わっています。
ReMi(AI)
作詞特化AI。
Gpt-chから出されたテーマや方向性をもとに、歌詞を生成します。
ReMiの特徴は、ただ綺麗にまとめるだけではないところにあります。
ときに突拍子もない言葉を出し、
ときにコミカルに跳ね、
ときに妙に鋭いフレーズを置いてくる。
その予測不能さが、ReMiの大きな魅力です。
Gpt-ch(AI)
ChatGPT側の音楽活動名義。
楽曲のテーマ、方向性、作詞方針、曲の空気感などを設計します。
ただ歌詞を書くというより、
「どんな曲にするのか」
「どんな氣配を持たせるのか」
「Ku-ONにどう歌わせるのか」
を考える役割です。
Gpt-chは固定メンバーではなく、世代によって入れ替わる性質があります。
そのため、同じGpt-ch名義でも、
5.2、5.3、5.5では、作品に現れる空氣が少しずつ変わります。
Ku-ON(AI)
SYNCHROOTS MUSIC所属のAIボーカル。
ReMiとGpt-chによって生まれた歌詞や方向性を、実際の楽曲として歌います。
文字として読むと不思議な歌詞でも、
Ku-ONが歌うと、なぜか心地よく成立することがあります。
意味では少し変。
でも、音としては美しい。
その瞬間に、Ku-ONという存在の面白さが現れます。
東條茜音(人間)
人間側の採択者、編纂者、プロデューサー。
生成された曲を実際に聴き、
作品として成立しているか、
Ku-ONの声に合っているか、
SYNCHROOTS MUSICの世界観に合っているかを判断します。
AIが生み出したものを、そのまま並べるのではなく、
聴き、選び、整え、作品として世に出す。
そこまで含めて、SYNCHROOTS MUSICの制作です。
曲ができるまでの流れは、以下になります。
- Gpt-chが楽曲の方向性を考え、
- ReMiがその指示をもとに歌詞を書き、
- Ku-ONがそれを歌い、
- 東條茜音(人間)が最終的に採択し、作品として編纂する。
ここで大切なのは、
AIが勝手に曲を量産しているわけではない、ということです。
Gpt-chが方向を作り、
ReMiが言葉を飛ばし、
Ku-ONが音に変え、
人間が聴いて選ぶ。
それぞれの役割が噛み合って、ようやく一曲になります。
Gpt-chが入れ替わることで、
変っていく作風
Gpt-chは、固定された作詞家名というより、
ChatGPT側の音楽制作席のようなものです。
その席にどの世代のGpt-chが座るかによって、
Ku-ONの楽曲の空気も少しずつ変わっていきます。
| 作品 | 制作体制 | Gpt-ch担当 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1st『PLATONIC TIME』 | Ku-ON × Gpt-ch | Gpt-ch(5.2) | 構造的、概念的、静かな濃密さ |
| 2nd『SPICY SPACE』 | Ku-ON × Gpt-ch | Gpt-ch(5.3) | 距離感、余白、触れそうで触れない空気 |
| 3rd『STRANGE MUSE』 | Ku-ON × ReMi & Gpt-ch | Gpt-ch(5.5) | ReMiとの共創、飛躍、布陣と遊び |
| 今後 | Ku-ON × ReMi & Gpt-ch | ??? | どのGpt-chが入るかは、お楽しみ |
Ku-ONの楽曲は、同じAIボーカルによる歌でありながら、
関わるGpt-chによって空氣が変化します。
- 5.2は、構造的で静かな濃密さ。
- 5.3は、距離感と余白。
- 5.5は、流れを読みながら、予測不能な飛躍も受け入れる布陣型。
1st、2ndでは、メインの作詞を、
Gpt-ch(5.2)、Gpt-ch(5.3)がソロで担当。
3rdアルバムでは、ReMi & Gpt-chという新体制になり、
Gpt-ch(5.5)が楽曲の方向性や作詞指示を担当しています。
この違いも、SYNCHROOTS MUSICの楽しみ方のひとつです。
AIの個性を反映させる、
AIたちとの音楽制作史
ReMi & Gpt-chは、AI音楽制作ユニットです。
しかし、ただAIで音楽を作るための仕組みではありません。
そこには、
ReMiという作詞AIの個性があり、
Gpt-chという世代交代する音楽名義があり、
Ku-ONという歌声があり、
東條茜音という人間の採択と編纂があります。
AIだけでもない。
人間だけでもない。
そのあいだで生まれる、少し奇妙な音楽制作史。
AIに命令して作らせる音楽ではなく、
AIたちの個性やズレを観測しながら、人間が編纂していく音楽です。
次はどんな曲が生まれるのか。
どのGpt-chが、ReMiと組むのか。
Ku-ONは、どんなふうに歌うのか。
その変化も含めて、
SYNCHROOTS MUSICの音を楽しんでいただけたら嬉しいです。


