今回は、小松美羽さんの著書、「世界のなかで自分の役割を見つけること――最高のアートを描くための仕事の流儀」」です。流派は違いますが、『Synchronic』とも共鳴する部分がありましたので、取り上げさせていただきました。
アイテム・データ
※「覚醒チャート」早見表についてはコチラ。
小松美羽さんの「作品」と
「人となり」をチェック
まずは、「小松美羽さんってどんな人?」という方のために、「作品」と「人となり」を確認できる動画を載せておきますね。
素顔に迫る一問一答。
今までの小松さんの作品もサクッと見ることができます。
特大絵馬へのライブペインティング
小松さんと言えば、即興で描く圧巻のライブペインティング。2020年10月14日に行われた、市民芸術祭「アートパラ深川 おしゃべりな芸術祭」にて。
【成田悠輔×小松美羽】アートは人間にとっての●●●
ヴィジュアルインタビュー誌『with』で掲載された、
天才研究者・成田悠輔さんとのスペシャル対談です。
それでは、以下より今回の著書のオススメポイントをピックアップします。
①赤裸々な体験談に勇氣をもらえる
- 中学生の頃にクラスに馴染めず不登校になった話
- 画家として、なかなか認めてもらえず、28歳までアルバイトををしていた下積み時代の話
- プロの画家になってから、多くのキツイ課題をこなし、ハート型の円形脱毛症ができてしまった話
など様々な試練を乗り越えながら、前向きに取り組む姿勢が赤裸々に描かれています。勇氣をもらえる人も多いのではないかと思います。
②みんな同じ『魂』を持つもの
今回ご紹介している著書の中で、以下のような記述があります。
私は、人間と動物の間の差別にも苛立ちがあった。好きだった学校の先生が死んでしまったことは、もちろん悲しい。でも、それに比べて蛾やハムスターが死んだことのほうが軽い悲しみであるというのはおかしいと思っていた。みんな同じ魂を持つものなのに、どうして差別があるんだろう?
こういった子供のころの体験や疑問から、
「差別が無く『魂』が解放される、見えない世界を表現したい」
という考えに至ったそうです。
私は、この小松さんの考え方を読んでハッとさせられました。
「私達は、いつのまにか人間中心で考えていたかも・・・」
「人間こそが地球上でエライと思い込んでいたのかも」
と。
万物に『魂』が宿るという考え方は、日本古来のもの。
現代では失われつつありますが、私は自分の経験上からも大切だなと思っています。
③大和力《やまとぢから》を世界に
「
というメッセージを、様々なところで発信し続けている小松さん。
その「
小松美羽さんの著書の中から引用させていただきますと・・・
「
大和力 」とは、日本だけのものというわけではない。
海を越えて地球の大きな和となり、本当の大和となる。
「
大和力 」というのは、「日本らしさ」ということではない。日本が古来持っている、色々なものを組み合わせ、まとめあげてデザインする力であり、方法である。
「日本こそが特別だ!スゴイんだ」ではなく、もっと大きな意味で「和」を捉えていることに、私は共感しました。
私自身も「和」の『叡智』には、大きな可能性を感じています。これからの時代に必要な考え方だと思います。
まとめ。「体験談」を通して
学べる人にはオススメ
理論をまとめて解説したものではなく、
小松美羽さんの体験談を元に綴られていますので、
「自分とは違うけど、この部分は見習えるぞ」
という学び方ができると、多くのことを吸収できると思います。
【自分と照らし合わせて学ぶスタイル】になりますね。
今回は以上です。楽しんでいただけましたら嬉しいです♪