「禊(みそぎ)」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。
スピリチュアルな文脈や、神社巡り、デトックス系の話題でも登場しますが──
私にとっての“禊”は、もっと日常的で、もっと等身大のものでした。
たとえば、仕事で煮詰まったとき。
気持ちが落ち着かず、頭ばかりが動いているとき。
あるいは、自分の内側がざわついていて、何をしてもうまく流れないとき。
そんなタイミングで、私は「塩」の力を借りるようになったんです。
お風呂に溶かす。
足湯にひとつまみ入れる。
シャワーの前に身体にすり込んで流す──
その“ひと手間”があるだけで、
心とからだの重さが、ふっと抜ける感覚があるんです。
この記事では、そんな私自身の“禊の習慣”について、
長年愛用している浄化専用の塩とともに、詳しく紹介していきます。
禊がもたらす、
心と氣のリセット効果

「なんとなく重い」「なんだかザワザワする」
そんな“目に見えない違和感”を感じたとき、
禊(みそぎ)は、自分自身をまっさらに整える“再起動”のような役割を果たします。
実際、塩を使ってシャワーや足湯をすると、
頭の中がスッキリして、自然と集中力が戻ってくる感覚があります。
氣のめぐりが滞っていると、思考も感情も流れにくくなる。
禊とは、その滞りをゆるやかにほどき、流れを整えてくれる“切り替えの儀式”なのかもしれません。

たった数分なのに、氣分が切り替わるんだよね。
「禊」とは? 古来の智慧に学ぶ


「禊(みそぎ)」とは、古代から続く“浄化の儀式”のひとつ。
神道においては、心身についた穢れ(けがれ)を払い、清らかな状態に戻すための大切な行いとされています。
古事記の中でも、「イザナギノミコト」が黄泉の国から戻り、
川の水で禊を行った場面は有名です。
そのときに生まれたのが、天照大神(アマテラス)や、月読命(ツクヨミ)、素戔嗚尊(スサノオ)といった神々──
つまり、禊とは“新たな創造”のはじまりでもあるのです。
この考え方は、今の時代にも通じます。
人は日々、目に見えない疲れや情報をたくさん受け取りながら生きています。
だからこそ、定期的に“リセット”する習慣が必要なのかもしれません。



禊って、ただの清めじゃなくて
「再生のきっかけ」なのかも。
塩×お風呂・足湯──
禊の取り入れ方


現代の私たちにとって、神社のような聖地に足を運ぶのは日常的ではないかもしれません。
でも、「禊」をもっと身近なかたちで取り入れる方法があります。
それが──“塩を使ったお風呂や足湯”です。
塩は古来より、邪気を払う力があるとされ、
神事や浄化に欠かせないアイテムのひとつ。
その力を借りて、自宅のお風呂や足湯で“禊”を実践することで、
心身を整える習慣として取り入れることができます。
方法はとてもシンプル。
浴槽に、10~30g程度ほどの塩を入れて入浴するだけ。
足湯の場合は、5~10gほどを目安にしましょう。
私が愛用している塩の公式サイトでは、以下のような目安になっています。


※公式サイトより引用
また、公式サイトに問い合わせたところ、他のバスソルトや入浴剤と併用してもOKとのこと。
「香りやリラックス効果」+「塩の浄化力」と、目的別に組み合わせても楽しいですね。



氣負わず、ゆるく取り入れられるのが嬉しいかも。
週一の“お風呂”、
6日は“シャワー&足湯”


私が実践している「禊」のスタイルは、ちょっとした“リズム”を意識しています。
週に一度、たっぷりのお湯に塩を入れた“お風呂”で、
身体全体をしっかりと浄める──まるで、心身の大掃除のような感覚。
そして、それ以外の6日は、“シャワー”と“足湯”を日課に。
塩を少量加えたお湯に足を浸すことで、
その日一日の疲れや、滞った氣を流してくれるような感覚があります。
湯船に浸かる時間がない日でも、
足元からじんわり温まりながら、“整う時間”を持つことができるんです。
このちょっとしたサイクルが、“自分をチューニングする軸”のようになっています。



足湯って、意外とパワフルなんだよね。
※もちろん、お風呂が好きな方は、毎日お風呂でもOK。
私はシャワーがメインなので、このルーティンになっています。
まとめ:禊は、
“氣を磨く”日常のひととき
「禊(みそぎ)」は、なにか特別な日にだけ行う儀式ではありません。
むしろ、自分のリズムに合わせて、
日々の“氣”を調えていくための、静かな習慣としてこそ活きてきます。
“心身”の中に溜まったものを流し、“空間”を整え、
“氣”のめぐりをよくする──。
こうしたシンプルだけれど奥深い作用が、
結果として「運氣の流れ」にも影響を与えるのだと、私は感じています。
自分自身を、ちゃんと“還す”。
そんなひとときが、現代の日常には必要なのかもしれませんね。
以下の記事も、是非合わせて読んでみて下さい↓





