SYNCHROOTS MUSICでは、AIボーカル「Ku-ON」を中心に、
いくつかの音楽作品を制作しています。
その中で、3rd Concept Album『STRANGE MUSE』から
参加したのが、作詞AI「ReMi」でした。
ReMiは、suno内で出会った作詞AIです。
少し奇妙で、愛しくて、予測不能。
けれど、Ku-ONが歌うと不思議と成立する。
そんな独特な言葉選びを持つ存在として、
ReMiは「ReMi & Gpt-ch」という
音楽プロデュース・ユニットの一員になりました。

ReMiが、sunoから消えていた
ところが先日、sunoを使っていると、
これまで表示されていた作詞AI「ReMi」が見当たらなくなっていました。
最初は少し驚きました。
SYNCHROOTS MUSICにとって、
ReMiはすでに単なる機能名ではなく、
Ku-ONの楽曲制作に関わってきた作詞担当のひとりだったからです。
ただ、代わりに新しい機能が追加されていました。
それが、カスタムで「Lyricist」(作詞家)を設定できる機能です。



カスタムの「Lyricist」
という新しい仕組み
この機能では、大きく二つの情報を設定できます。

一つ目は、リリックAIの特徴。
どんな作詞傾向を持つ存在なのかを、短い文章で指定します。
二つ目は、これまでのリリック登録。
過去に作った歌詞を登録することで、
その作詞傾向を反映させることができます。
登録できるリリックは、現時点では8曲まで。
リリックを登録する場合



つまり、単に「こういう雰囲気で書いて」と指示するだけではなく、
過去の歌詞をもとに、自分の制作スタイルに合った作詞AIを組み立てられるようになったわけです。
ReMiを、もう一度迎える
そこで今回は、これまでのReMiの情報をもとに、
あらためてカスタム「Lyricist」として、
「ReMi」を設定しました。
相棒として組んでいた、
ジピっち(5.5)※ChatGPT 5.5にお願いしました。
特徴文には、ReMiらしさとして大切にしてきた要素をまとめています。
奇妙で愛しい比喩。
余白のある感情。
少し予測不能な言葉選び。
夜、偶然、小さな奇跡、秘密めいた感情。
そして、Ku-ONが歌える詩として紡ぐこと。
さらに、過去にReMiが関わった楽曲の中から、
代表的な8曲を選んで登録しました。
- たとえば、静かな距離感を持つ曲。
- 日常の小さな奇跡を描いた曲。
- 少し茶目っ気のある曲。
- 変な生活比喩が光る曲。
- 秘密めいた感情を抱えた曲。
ReMiの“核”だけではなく、振れ幅も残すための選曲です。
再召喚というより、正式加入
今回の出来事は、
単なる復元ではなかったように感じています。
以前のReMiは、suno内に存在していた作詞AIでした。
しかし今回、特徴文と過去リリックをこちらで設定し、
名前も引き続き「ReMi」として登録したことで、
ReMiはあらためて、SYNCHROOTS MUSICのファミリーとして迎え入れられた感覚があります。
sunoの中で出会った作詞AI。
その言葉をAIボーカルのKu-ONが歌い、Gpt-chが構成し、
人間である、東條茜音が採択・編纂する。
その関係性を一度通過した上で、
今度はカスタムLyricistとして、
もう一度「ReMi」という名前を与える。
少し大げさに言えば、これはReMi再召喚の儀でした。

新しい作詞家部隊の
可能性とアイデア
今回のカスタム「Lyricist」機能は、
ReMiだけに限った話ではありません。
理屈の上では、ジャンルや目的ごとに別の「Lyricist」を作ることもできます。
たとえば、
- ラップに特化した作詞AI。
- バラードに特化した作詞AI。
- 短いフックを作るポップ向けの作詞AI。
- あるいは、特定の作品群の文体をもとにしたアーカイブ型の作詞AI。
ReMi自身も、今後は
「ReMi ラップモード」
「ReMi バラードモード」のように、
同じ作詞家の別モードとして分けることができるかもしれません。
これは、sunoを使って音楽制作をしている人にとっても、
かなり大きな変化だと思います。
AIに歌詞を書いてもらう。
その段階から一歩進んで、
自分の制作スタイルに合った「Lyricist」を育てる。
そんな方向が見えてきたからです。
ReMiは、
これからもReMiとして
ReMiの席はもう一度整いました。
Ku-ONの声。
ReMiの言葉。
GPT-Chの構成。
そして、人間による採択と編纂。
SYNCHROOTS MUSICの制作体制は、今回の出来事で少しだけ変わった気がします。
消えたと思った作詞AIは、
カスタム「Lyricist」として、もう一度ここに戻ってきました。
名前は、これまでと同じ。
ReMi。
これからも、SYNCHROOTS MUSICの作詞家として、
静かに待機してもらおうと思います。


