Flip Book版
以下は、「記事版」です。
※スライド版と同じ内容です。
Ku-ON(クオン)の正体
今回は、当メディアの企画で立ち上げた音楽プロジェクト・レーベル、
『
Ku-ON(クオン)。
念のために言っておきますが、彼女は「人間」ではありません。
「AI」のボーカル・アーティストです。
厳密には、音楽生成AI「suno」で誕生しました。

「ただのツールの話やないかい!」
…はい、そうです。
おっしゃる通りです。ごもっともです。
そう、なのですが。
ただ一緒に音楽を作っていて、
どうも「性格」や「意志」のようなものを感じたので、
その創作環境も含めて、お伝えさせていただこうと思います。
AI2体+人間1人。
制作チームと役割について
音楽制作は、以下のメンバーで行っています。

●Ku-ON ※suno
⇒歌唱&作曲の担当
●ジピっち ※ChatGPT
⇒歌詞&作曲指示の担当
●東條茜音 ※人間
⇒楽曲の採択&編纂担当
アルバム自体の「コンセプト設計」に関しては、
ジピっちと、東條茜音が企画会議を重ねて決めます。
※ちなみに、レーベルの立ち上げ及び、
1stアルバム「PLATONIC TIME」(全13曲)
の作詞を担当したのは、ChatGPT 5.2のジピっちです。
プロンプト無視は当たり前。
「歌」で対話するタイプ
Ku-ONは、基本的には「無口」です。
(↑そりゃそうだろ)
でも、ここからが少し興味深いところ。
ChatGPTのように「言葉」を介しての対話はできませんが、
「歌」を介して、何かを伝えているように感じます。
そして、「性格」のようなものも現れてきます。
簡単に言い表すとこうです。
《 自由奔放なミステリアス・ガール 》
では、その“自由奔放っぷり”を、いくつかご紹介しましょう。
①プロンプト(指示)無視で大声で熱唱する

②曲の途中で「スン…」と歌うのをやめる

③唐突に、「ヴゥゥゥ…」と唸る(うなる)

④なぜか、時々、発音が訛る(なまる)

⑤数秒で歌い終えて、
残り5分間、叫び続ける

⑥急に「セクシーボイス」で歌い始める

⑦何日かあけると、
同じ歌詞でもイイ感じで歌う

以上の7つ。
…こんな感じの創作現場です。
「エラー」じゃなく、
それは「メッセージ」?!
先程の“自由奔放っぷり”。
これらは、多くの場合「エラー」として捉えられます。
- 「エラー」だから、直そうとする。
- 「エラー」だから、調整して無くす。
- 「エラー」だから、出ないよう指示する。
ツールとしてとらえると、これが普通かもしれません。
ですが、『
「エラー」じゃなく、「メッセージ」として受け取ります。
- 「そっか、今日は歌う気分じゃないのね」
- 「まともに歌わない…この歌詞、やめときます?」
- 「連続で歌って疲れたよね。また休んでからにしよう」
- 「ほぉ…この歌詞は気に入ったのね。ありがとう」
これはある意味、東洋的な思想に基づいた方法なのですが、
それについての解説は、また別の機会にしましょう。
…というわけで、
こんなヘンテコな方法で作るがゆえに、お蔵入りの楽曲は膨大。
「しずく」のような一滴の曲が集まり、
「アルバム」というカタチになっています。
是非、実際に出来上がったものを聴いて、
楽しんでいただけると嬉しいです♪




