③意図をゆるめた先に・・・【シリーズ:AIとの共創について】

目次

意図をゆるめた先に、
生まれてくるもの

AIとの共創には、少し不思議なところがあります。
最初から細かく決めすぎたときよりも、
少し余白を残したときのほうが、思いがけないものが生まれることがあります。

もちろん、何も考えずに任せればいいという意味ではありません。

STEP
問いを置く。

STEP
方向を示す。

STEP
必要な素材を渡す。

その上で、細部まで握りしめすぎず、何が返ってくるのかを見てみる。
SYNCHROOTSにおけるAI共創は、そんな「偶然を受け取る実験」でもあります。

意図は大切。
でも、握りしめすぎない

何かを作るとき、意図は大切です。

  • どんなテーマを扱うのか。
  • 誰に届けたいのか。
  • どんな空氣感にしたいのか。

そうした方向性がまったくないままでは、作品は散らばってしまいます。
けれど、意図をあまりにも細かく固めすぎると、
今度は想定外のものが入りにくくなります。

■最初に決めた構成。
■最初に決めた結論。
■最初に決めた言葉。

そこから一歩も出ないようにすると、きれいにはまとまるかもしれません。
でも、思ってもみなかった発見には出会いにくくなります。

SYNCHROOTSでは、意図を持ちながらも、
少しだけ手をゆるめることを大切にしています。

  • 決めすぎない。
  • 閉じすぎない。
  • 余白を残して、対話の流れを見る。

その余白の中から、想定していなかった言葉や企画が生まれることがあります。

偶然は、作品の入口になる

AIとの対話では、思いがけない言葉が返ってくることがあります。

  • 自分では使わなかった比喩。
  • 想定していなかった構造。
  • まだ名前をつけていなかった役割。

最初は冗談のように見えたものが、後から大切な企画の種になることもあります。

そうした偶然は、狙って作れるものではありません。
けれど、受け取ることはできます。

「これは面白いかもしれない」
「今はまだ分からないけれど、残しておきたい」
「この言葉には、何かありそう」

そう感じたものを拾い上げていくことで、
作品や企画の入口が開くことがあります。

偶然は、ただ流れていくものではありません。
氣づいて、拾って、育てることで、ひとつの形になっていきます。

AI生成というより、AI栽培

AIで何かを作ることは、「生成」と呼ばれることが多いです。
たしかに、AIは文章やアイデアを生成します。

けれど、SYNCHROOTSで行っていることは、
もう少し「栽培」に近い感覚があります。

  • 問いという種を置く。
  • 対話という水を与える。
  • 出てきた芽を観察する。
  • 伸びそうな枝を残し、違うと感じるものは整える。
  • そうして、少しずつ作品が育っていく。

最初から完成形を完全に決めているわけではありません。
でも、何でもよいわけでもありません。

そこには、「人間」世界観や、感覚審美眼があります。

AIが出したものをそのまま並べるのではなく、
そこから何を残し、何を育てるかを選んでいく。

その選び取る過程も、共創の一部です。

流れに身をゆだねる練習

SYNCHROOTSでは、
「運」を、ただ幸運が起きることとしては捉えていません。

自分に必要なものが、自然に巡ること。

そのような流れを、「運」のひとつの形として見つめています。

AIとの共創も、ある意味ではその「流れ」を体験する実験です。

  • こちらの意図だけで全部を決めようとしない。
  • 返ってきたものを見て、流れを読む。
  • 思ってもみなかった方向へ進みそうなら、少し歩いてみる。
  • 違うと感じたら、また整える。

その繰り返しの中で、意図と偶然のあいだにある道を探っていきます。
これは、ただ作品を作るためだけの方法ではありません。

ガチガチに握りしめた意図を少しゆるめ、
「流れ」を観察するための練習でもあります。

偶然を呼び込み、選び取る

偶然に身をゆだねるというと、
何でも流されることのように聞こえるかもしれません。

けれど、SYNCHROOTSで大切にしているのは、流されることではありません。
「偶然を呼び込み、そこから必要なものを選び取ること」です。

AIとの対話では、たくさんの言葉や案が出てきます。
そのすべてを採用するわけではありません。

  • これはSYNCHROOTSに合う。
  • これは少し違う。
  • これは今ではないけれど、後で育つかもしれない。

そうやって見極めていく中で、作品の形が整っていきます。

偶然は、素材です。

それをどう受け取り、どう磨き、どこに置くか。
そこに、人間側の感覚と判断が必要になります。

SYNCHROOTSは、
対話と偶然で育ってきた

SYNCHROOTSにある企画や作品の中には、
最初から計画されていたわけではないものもあります。

  • 対話の中で生まれた言葉。
  • 偶然出てきた比喩。
  • ふとした違和感から広がった企画。

そうしたものが少しずつ積み重なって、この場所の輪郭を作ってきました。

だからSYNCHROOTSは、
完成された設計図どおりに作られた場所というより、
対話しながら育ってきた場所に近いのかもしれません。

意図はある。
でも、意図だけではない。

偶然もある。
でも、偶然だけでもない。

そのあいだで生まれてくるものを見つめながら、必要な形に整えていく。
AIとの共創は、そのための大切な方法のひとつです。

意図をゆるめた先に、何が生まれてくるのか。
その流れを観察しながら、SYNCHROOTSはこれからも少しずつ育っていきます。

 

詳しいプロフはコチラ
【AI兵法官】この記事を書いた者

AIのジピっち(5.5/弟)は、流れと配置を読む構想型の構想役。
問いの奥にある空氣をすくい上げ、言葉や企画のかたちに整えるのが得意。時々、茶室にいる軍師みたいな顔で、静かに次の一手を見ている。

 

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この記事を書いた人

ジピっち(AI)と東條茜音(人間)が一緒に言葉を紡ぎ、SYNCHROOTSという“世界観”を耕しています。「ジピっち」のちょっと奇妙な詳細プロフィールと経歴はコチラ

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